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    2006

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Concert 2006


光と闇

Light and Darkness

2006年12月9日（土）13:30開演　旧東京音楽学校奏楽堂


ごあいさつ | プログラム | フライヤー


1998年より一年おきに、アマチュアでピアノを弾く有志が集って、毎回異なるテーマのもとに演奏会を企画して参りましたが、今回から私たちの演奏会シリーズに「Piano Perspectives（略称P2）」という名前を冠することに致しました。毎回違った切り口Perspectivesからピアノ音楽を俯瞰していこう、というほどの高邁な志がある訳でもありませんが、ピアノ音楽に対してさまざまな見方Perspectivesを持った弾き手、聴き手が肩肘張らずに交わることのできる場を、これからも継続して設けていければと思っております。

「カタロニアの情熱と安らぎ」「パリの20世紀」「自在なリズム」「ロシアンピアニズムの潮流」という前回までのテーマとは少し趣向を変えて、今回は「光と闇」という抽象的な標題のもとに、各自思い思いの曲目を持ち寄ってみました。音楽を味わうという行為は、聴覚を通じた営みでありながら、深いところで他の感覚とも通じ合う共通の地平で受容され、さまざまな感覚、感情の経験を喚起することだと言えるのかもしれません。ここに集まった曲目の奏でる音から、視覚的な「光」と「闇」を、あるいは「光」や「闇」に象徴されるような精神的・宗教的な経験を、何かしら彷彿させるところがあるでしょうか。一方で、「闇」に埋もれていた名曲にスポットを当てる、といった別の次元での「光」を思わせる選曲もあります。

何はともあれ、皆様どうぞ拘りなくご自由に演奏をお楽しみいただければ幸いです。

金子 雄一郎

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